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豆まき会

 今年の豆まき会は、とても長い期間楽しむことができました。

はじまりは1月の25日から・・・。

園庭の倉庫横にお酒を発見したところから豆まき会がスタート。(お酒の入れ物は、保育士が用意したものです)

今年も鬼がくるかも??と子どもたちがザワザワ

お酒を夢中になって見ていましたが、真上の木にぶら下がっていた、鬼のパンツと金棒に気づかず、しばらくしてパンツを見つけると、大騒ぎ!!パンツのにおいを嗅いだり、どこから入ってきたのか?倉庫の中にいないか確認したり・・・。

急に「あそこに赤鬼がいた、プールに青鬼が」と鬼を見た説が急浮上。それを聞いた子どもたちは、ソワソワしていました。

1月26日  鬼からの手紙が届く

手紙が届いたことで、子どもたちから「鬼さんに手紙を書こう」ということになりました。

メッセージはこう書きました。

「てがみありがという おにのパンツかっこいいね いいこにしているから いたずらしねいでね おにさんはなかよくしてますか? みんなはなかよくしています いっしょにあそぼ」

子どもたちが考えたメッセージにはいろいろな意味が込められていました。「鬼たちと仲よくしてみたい」「一緒に踊りたい」「大好きって言ってみようかな」「一緒に遊びたいから、いたずらするのかな?」など、子どもたちの発想は豊かですね。

また、砂場に穴を掘り、子どもたちが作ったお肉も近くにぶら下げておきました。穴を掘ってトラップを作り、鬼を穴に落とす!

子どもたちの思いとしては、”お肉で誘って、穴に落とす”  仲よくなりたいのか、意地悪したいのか???

1月27日   トラップに足跡、髪の毛、パンツが引っかかっていました。手紙も肉もなくなっていて、朝から大騒ぎ!!

「どこから来たのか?」「防犯カメラを見てみようよ」

「園長先生に夜の様子を見せてもらおうよ!」

月組の子どもたちは、代わる代わる順番にモニターを確認!!「なんか、光がうつっとる!鬼だ」と大興奮!!!

トラップに引っかかっていたパンツを思い出し、「鬼のパンツはどうする?」「外は、雪だから部屋の豆の木に置いておく?」ということになり、月組の部屋に飾りました。しかし、飾ってあったパンツがいつの間にかなくなっていました。

そこには、鬼からの手紙があり「パンツは寒いから返してもらったぞ。仲よくしたかったら、遊びにきてもいいぞ」と書いてありました。

1月30日

「神社にいきたい」と言って散歩にいくと鬼のパンツやお酒・・・。

神社にも鬼のグッズが落ちているのを見て、段々と保育園に近づいてきているのを感じる子どもたち。

1月31日朝登園すると・・・

部屋には、鬼の足跡、おもちゃが散乱、お酒も落ちていました。足跡のサイズを測ってみようということになり、なんと

「35センチもある!!」いうことがわかりました。鬼の足は、とても大きいのですね。

2月1日

園庭に突然鬼が!!戦う気満々な子どもたち。仲よくなりたいのか、けんかしたいのか・・・複雑な子どもたち。

子どもたちの中には、「実は、鬼って先生かも」っていう子も。どうなんでしょうか?

2月2日

先生たちが鬼になって登場。「やっぱり、鬼は先生じゃないか?」「昨日の鬼と違うからね」「安心!安心!!」

2月3日  豆まき会当日、各クラスに園長先生が豆をまいてくれました。大きな声で「鬼は外、福はうち」

みんな仲良く、元気に過ごせますようにと、ねがいを込めながら豆をまいてもらいました。

各クラスでは、豆まきを楽しみました。お菓子を次々に拾う子もいれば、お菓子を選んで拾う子もいました。たくさん拾えてどの子も嬉しそうでした。

子どもたちが豆まきを終えると・・・

きーーーーーーたーーーーーーー!!!鬼だ!!

勇気を出して、新聞豆を鬼に向けて「鬼は外!!」「鬼は外!!」と投げつけていました。しかし、鬼をやっつけたい気持ちをもちながらも、どこかで友だちにもなりたい気持ちもあり、豆を投げる力が弱まってきました。

テラスからはうさぎ組、ぱんだ組が見ていました。離れていましたが、鬼の姿を見て怖くて泣けてしまう子がいました。

やっぱり友だちになりたい子どもたちは、鬼に「一緒に踊りをしよう」と誘って、”鬼のパンツ”を踊りました。

その他、月組が生活発表会で踊った踊りも誘って一緒に踊って、仲よしに♪

鬼を怖がっていた子は、握手をしたり、頭をなでてもらったりして、仲よくなっていました。

最後には、鬼がヒーローになったように、鬼のまわりにみんなが集まっていました。

見送りを門まで行い、最後の最後まで手を振っていました。

1月25日から当日まで、すごく盛り上がった豆まき会でした。

今年の豆まきは、子どもたちが主体的(子どもの考えを中心とし、こうしたい、こうだったらいいなという気持ち)に会を作りあげました。※子どもたちの発想には、本当に驚きました!

保育園全体で、豆まき会を十分に満喫し、楽しむことができました。

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