廃材で作った、このドールハウス。一つ一つとても細かく作られていて、ベッドに机、イスに冷蔵庫、窓にはカーテンまでついています。作った子ども達に話を聞くと、ちゃんとそれぞれの家には物語がありとても面白いんです。

このお家は、パンどろぼうをモチーフにしたドールハウスです。いたるところにパンどろぼうの家具が置いてあります。

パンどろぼうの口から風が出るエアコンに、パンどろぼうが放送されているテレビ、パンどろぼうが寝ているベッド。よく見るとエアコンとテレビにはちゃんとリモコンまでついています。

こちらのお家は可愛らしい色合いで作られたメルヘンなドールハウス。

ケーキのような机とイスに、かわいいウサギのアニメが放送されているテレビ、棚の中にはパスタが2皿入っています。

そして、冷蔵庫の一段目を開けると…

そこにはテレビのリモコンが入っています。どうして冷蔵庫にリモコンなんだろう!?と思わずつっこみたくなりますが、そこは子どものユニークな発想あるあるですね♪

そしてこのドールハウスは合体ができるんです!!

じゃ~ん☆

二階建てになったり、アパートになったりとその時々で形を変えて楽しむことができます。

この面白そうな作品にきく組(4歳児)の子ども達が自然と集まります。

「わぁ~かわいい♡」「ここに座れるの?」「これで遊んでもいい?」と小さな発見を重ねるたびに、わくわくが膨らんでいくのが伝わってきます。そんな姿を見ていると、今のこのわくわくが来年の¨作りたい¨につながっていくのだろうな…と年長になった時を思い描いてしまいます。

子ども達の「こんなの作りたい!」という小さなつぶやきや、ひらめきを、担任がそっと受け止め形にする。エアコンやテレビ、開くドアからカーテンまで…一つ一つの細かな部分は、子ども達の想像力と、それをそばで支える保育士の思いが形となって表現されています。

 子どもの想像がふくらむ瞬間を、そっと支えながら一緒に楽しむ。そんなあたたかい関わりがつまったこのドールハウスは、12月のるんるん♪谷川っ子フェスでお披露目予定です。ぜひ「どんな物語がこのお家にはあるの?」と質問してあげてください。

きっと子ども達のいきいきとした表情が見られると思いますよ。